【先輩社員の声】新車バス指名のプレッシャーを背に受けて

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新井 秀彦 運転士
40代/バスドライバー歴18年/2012年入社

震災をきっかけにキャリー交通へ入社

普段、自分は企業の定期送迎と貸切バスの業務を兼務しています。
前職では観光バスのドライバーとして全国各地の観光地を回っていました。

ところが、東日本大震災がきっかけで前職の職場が撤退し、仕事が無くなってしまいました。そこで前職が一緒だった先輩にキャリー交通を紹介してもらい、面接を受け、入社することが出来ました。

定期送迎は観光バスと違って、朝5時出勤です。入社当初は朝が早いシフトに戸惑いましたが、今は慣れました。片道約30キロの通勤も苦ではありません。

土日休みなので、子ども達と遊ぶ時間や趣味の釣りを楽しむ時間もしっかり取れます。

 

まさか自分が!?

キャリー交通では定期的に新車バスを導入しています。自分が入社した翌年にも新車が納車されました。

バス業界では、新車バスは基本的にベテラン運転手が管理を担当します。新人は、古いバスを維持管理しながら仕事を覚えるのが一般的です。

一方、キャリー交通ではバスをキレイに磨いて、こまめにメンテナンスをしているドライバーを優先的に新車の担当に配置してくれます。

それでも当時、入社1年目だった自分が新車バス担当に指名されたときは「まさか自分が!?」と、すごく驚きました。

正直なところ先輩方からのプレッシャーで胃が痛くなりましたね…。

ただ、会社が個人個人の頑張りを見てくれているので有難いな、とも感じます。任せてもらえた新車バスをしっかりメンテナンスして、期待に応えられるよう頑張ろうと気持ちを切り替えました。

 

時間を共にするからこそ、お客様と一緒に楽しめる

バスドライバーとしての楽しみは、観光地の温泉やご当地の美味しいもの、旬の果物や魚介類、新しい体験ですね。

一番印象に残っているのは、日光市まで茶道の団体様を送迎したことです。自分も少しだけお茶会に参加して、抹茶をいただきました。普段ならできないことが体験できたので面白かったです。

定期送迎の業務は、毎日の運行だからこそ、逆に緊張します。

乗客から他の運転手と比べられていると思うと、プロとして背筋が伸びます。スムーズなシフト操作、早めのブレーキを意識して、安全に「ゆっくり急ぐ」を心がけています。

今後は、自分が経験してきた貸切バスや定期送迎の仕事を後輩に伝えていきたいですね。