貸切バスドライブレコーダー義務化

ドラレコ貸切バス

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最近のテレビやyoutubeなどで、運転中に撮影した「決定的瞬間」みたいな感じでドライブレコーダーの録画映像が紹介されるので、結構知っている方も多いのではないでしょうか。車載型の映像記録装置、英語ではダッシユカム(Dashcam)と呼ばれるそうです。なのでドライブレコーダーは和製英語になります。ドライブレコーダーはイベントデータレコーダーのひとつで、エアバック等が作動するような衝突事故を起こした場合、その前後の情報を記録するための装置です飛行機に搭載されている「ブラックボックス」もその一つです。
ドラレコ
一般的に日本では車に搭載し、映像記録する装置を「ドライブレコーダー」と呼んでいます。2000年初頭から実用化され、主に業務用車種タクシー等に装着されました。その後「あおり運転」などの映像が毎日のように流れ、一般乗用車にも普及していきました発売当初は搭載機能も乏しく、映像を記憶しているだけでしたが、GPS搭載モデルや後方撮影、室内撮影と進化していきました。最新機種では、WiFi搭載、360°撮影可能なモデルもあります。
貸切バスには設置が義務化されています。義務化された背景には、2016年1月に起こった軽井沢スキーバス事故の存在があります。事故の原因は速度の出し過ぎによる運転ミスと推察されていますが、ドライブレコーダーが搭載されていなかったため事故原因の解明は難しいものとなりました。当時はドライブレコーダー設置は全体の2割程度しか普及は進んでいませんでした。軽井沢の事故を受け国土交通省はバス事業者全ての貸切バスにドライブレコーダーの設置を義務付けることを決めました。
ドラレコ貸切バス
導入するメリット、事故を起こした際、正しいジャッジが下されやすいことやドライバーが安全運転を意識することがあげられます。また、ドライブレコーダーの映像に基づき運転手に指導や監督を行なうことも合わせて義務化されました。貸切バスにドライブレコーダーの設置が義務化されることで、ドライバーの不適切な運転への指導も可能になりました。正確な記録を残すことで、より高度な運行管理が出来るようになりました。
貸切バス説明
バス事業者の使命は「輸送の安全の確保」でございます。
お客様の命をお預かりする仕事を行うものとして、安全の確保は最優先事項であり、常に追求し続けていかねばなりません。
株式会社キャリー交通では「お客様の心からの安心」に向けて持続的に安全レベルの向上を追求して参ります。