貸切バスの公示運賃額が新しくなりました
貸切バス事業においては、近年ドライバーの人手不足が深刻化しています。
現状の社会経済情勢に見合った運賃・料金を収受できるようにすることで、貸切バス事業者によるドライバーの待遇改善や安全投資への取り組みを一層促進するため、
今般、国土交通省は公示運賃を見直すとともに、幅運賃制度を撤廃し、基準運賃を下限額とする見直しが行われました。
参照:国土交通省 関東運輸局プレスリリース「新たな貸切バスの運賃・料金を公示します」(PDF)
新たな公示運賃
貸切バスの運賃額は、距離と時間で算出されます。
運輸局により距離は1㎞あたり単価、時間は1時間当たりの単価が設定されております。
弊社は、関東運輸局が定める公示運賃額に則り、貸切バスの運賃をご提案いたします。
弊社では、10月1日以降のご契約から新運賃に変わります。
新たな公示運賃は、下記の資料をご参照ください。
参照:公益社団法人日本バス協会「貸切バスの運賃・料金が変わりました」(PDF)
Q&A
貸切バスの運賃改定に関するQ&Aをご案内します。
Q1:なぜ、国はこのタイミングで貸切バスの運賃改定を行ったのですか?
A1:昨今のコロナ禍から回復する観光客の移動の足を確保するためには、ドライバーの確保が喫緊の課題です。
運賃を改定し、ドライバーの待遇改善を図ってまいります。
Q2:新制度に移行する経過措置期間はありますか?
A2:貸切バス事業者が新運賃に移行する前に旧運賃で合意した運送については、旧運賃を適用することが可能です。
ただし、今回の運賃の見直し趣旨を踏まえると、新運賃適用が望ましいので、長期の契約については、新運賃の適用をご検討いただきますようお願いします。
Q3:修学旅行等の学校行事は1年前くらいには決定する事が多い。既に旅行会社が旧運賃で見積もりをしている学校行事の取り扱いはどうなりますか?
A3:令和5年9月30日までに学校側と旅行業者との間で旅行を催行する旨の合意がなされていれば、貸切バス事業者と旅行業者との間で契約を締結する際に、
貸切バス事業者が該当旅行に係る運賃について旧運賃を適用することを了承した場合には、旧運賃での運送が可能です。
バス事業者の使命は「輸送の安全の確保」でございます。
お客様の命をお預かりする仕事を行うものとして、安全の確保は最優先事項であり、常に追求し続けていかねばなりません。
株式会社キャリー交通では「お客様の心からの安心」に向けて持続的に安全レベルの向上を追求して参ります。